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ボールへの”執着心”を養う


今日のタイトルはかなり「昭和」な感じですが。。。

うちのチームも本格的に冬練に入りました。一昔前の冬練といえば、ボールやバットを使わず、陸上部のようなトレーニングを行うチームも多かったのですが、うちはできるだけ肩肘に負担のかからない範囲でボールを使った練習メニューで下半身強化を行うようにしてます。

今週はタイトルのような思いがあって「アメリカンノック」を行いました。アメリカンノックと言えば松坂大輔選手が横浜高校時代に当時の小倉部長に「徹底的に走らされた」時に課されたメニューです。ノッカーも選手の走力に合わせて打たなければならないのでなかなか難しいのですが、やっぱり野球が好きな子はストップウォッチ使ってタイムを測定するよりもボールを追いかけさせたほうが集中して走るので、この冬から導入しました。

うちのチームは選手が24名。全体を5〜6名のチームに分けて、各チーム1時間ずつ実施しました。大きな声を出しながら、捕れなかった時には「ちくしょー!」と叫んだり、ギリギリで手を伸ばしてやっと捕球した時には他の選手から「ナイスキャッチ!」という喝采を浴びながら、選手全員が必死になってボールを追いかけました。やり始めた時より「ボールへの執着心」が少しですが育まれてきた手応えを感じました。きっと春には粘り強い守備を見せてくれると思います。

練習が終わった後、選手から「コーチ、アメリカンノックはヤバいです。。。(疲)」という声を聞きました。でもやり終えた選手はどこか表情が晴れやかで、充実感に満ちた表情でした。

私も長い選手生活の中で、試合の思い出よりも「キツい練習」のほうがなぜか想い出として残っています。当時の仲間と会ってもその時の話のほうが盛り上がります。でもそれって「やりきった」という誇りのようなものがあるから語れるんですよね。

いつかうちの選手が「あの時のアメリカンノックはヤバかった」と仲間たちと笑って話せる日を迎えられるように、しっかりとやりきって欲しいです。

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