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「仕切り直し」と「リスタート」

先週末から秋季大会が始まりました。


とご報告するはずが、初戦は雨で順延となりました。

「野球でセルフジャッジは禁物。ジャッジが下るまでは全力でプレーする。試合前の準備も同じ。天候が悪くても勝手に『今日は中止だな』と決めつけず、判断が下るまでは全力で準備する」と言い続けてきたので、週末もグラウンドまで行きウォーミングアップ。


先攻後攻も決まり、さぁシートノックというタイミングで雨。。。☔️

こればかりはどうすることもできないです。


本部と「中止」の確認した後、選手を集めてミーティング。


「中止」という事実をどう受け止めるか?

「やりたかったねぇ。せっかく早起きしたのに。アップもやったのになぁ。雨だから仕方ないねぇ。」と言ったところで選手にとっては何の得にもならないと私は思います。


「雨天中止」という事実をどうポジティブに捉えるか?どう次の行動に繋げるか?


「今日の試合は行われないことになった。でもこのことを良い方向に捉えて欲しい。『もう1週間、準備する時間をもらえた』と考えよう。もし今日不安に思っていたことなどあれば、この1週間かけてしっかり準備しよう。」という声をかけて球場を後にしました。


午後からは試合がなかった3年生が練習する室内練習場へ。

そうすると、そこに試合が中止になって戻ってきた1、2年生も数名、練習に参加していました。彼らなりの「準備」が始まっているのだと思い、嬉しく思いました。

そうなんです。こういうことの積み重ねで差がついていくんですよね。



元横浜高校監督の渡辺元智さんの「目標がその日その日を支配する」という言葉に私はすごく共感しています。何もなくただ淡々と練習メニューをこなす日々ではなく、勉強、野球、趣味、遊び、何でも「目標」を掲げて取り組んだ方が、きっと質が高くなると思いますし、そうした目標の積み重ねが、その人のQOL(Quality of Life=人生の質)を高めていくと思います。


亡くなった私の恩師は「今、目の前にあることを一生懸命やれ!飛んできたボールを本気で追いかける。バントは1回で決める。ヒットエンドランは何としても走者を進塁させる。家に帰ったら本気で勉強する。目の前のことに本気で取り組めない奴が大きな仕事ができるとは思えない。」ということを事あるごとに言われました。本当にそうだと思います。


「『うまくやる』じゃない。『本気でやる』だ!」


これは私がよくグラウンドで口にする言葉です。


1週間、仕切り直しに向けて采配を預かる私も『本気で』準備したいと思います。


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