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『心ひとつで』プレーは変わる

数年前に見た「天皇の料理番」というドラマで、主人公の秋山篤蔵の師匠が


「料理は『真心』だ。技術は追いつかないことがある。素材は望み通りにいかない事もある。でも『真心』だけはテメェ次第でいつでも最高のものを出せる。爪を短くすること。鍋を丁寧に洗うこと。皿を磨くこと。包丁を整えること。そういうことは確実にできる。それすらできない奴がまともな料理を作れるとは俺には思えん。」


ということを篤蔵に説くシーンがありました。

もう5年くらい前のドラマですが、私の心に凄く残っているセリフです。


野球も同じだと思います。

「技術は追いつかない事もある。グラウンドコンディションが悪い時もある。でも『真心』だけはいつでも最高のものを用意できる。服装を整え、道具を磨き、自分ができる最高の準備をして相手に立ち向かっていく。それなら誰でも確実にできる。」


今朝も朝練をやりました。

何気ない1シーンですが、今日は後ろに並んでいる自転車が整列しました。


先週の金曜日の練習後に「集まってくれる仲間、動画を見てアドバイスをくれる他のコーチ、朝早くから送り出してくれる家族に対する感謝を態度で示そう。野球が上手くなるためにはそういうことから、自分にできることから心を込めて行わないといけない。」

という話をしたところ、早速自転車の整列から変わりました。


この子たちにも『真心』が定着しつつあります。


私はよく「『心のない技術』に価値はない」という言葉を言います。

守備であればカッコよく捌くよりも「捕りたい」という気持ちを前面に押し出してボールに立ち向かっていくこと。そうしないと技術は磨かれていかない、と思います。


上手くなるかどうかも『心ひとつ』だと思います。


ただの「自転車の整列」ですが、こういうことの積み重ねが、自分の技術課題と真摯に向き合い、努力の大切さを実感し、努力の質を高め、成果に繋がっていくと信じています。そういうことを分かっている子は結果として技術指導の吸収も早いように思います。


今週末は公式戦です。

最高の準備をして、『真心』を持って試合に臨んで欲しいです。

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