今月に入って2つ、グローブのオーバーホールを行いました。
1つは息子のグローブ、もう1つは息子のチームメイトのグローブです。
最近は冬でもボールを使った練習を行うチームが増えています。しかし、冬は空気が乾燥するため、お肌にもグローブにとっても厳しい季節です。ましてや気温が低いために革の柔軟性が落ちていて粗雑に扱うと革が破けてしまいます。
写真は息子のチームメイトが使っているグローブです。
もともと比較的よく手入れされたグローブでしたが、今回はウェブの紐が切れたことを契機に、一度全部分解して革のメンテナンスとアタッチメントグリスの注入、そしてグローブ紐を全部交換しました。
下段が紐交換前、上段が交換後のグローブです。
なかなか綺麗になったでしょ?
グローブが綺麗になるとモチベーションも上がりますよね?
私はグローブのオーバーホールはできるだけ試合から遠い12月に行うのが理想的だと思います。
理由はグローブは紐を締め直すと強度が増す一方で少し形が変わってしまうこともあるためです。特に内野手は手元が繊細なので、シーズン中に紐を交換すると試合で思わぬ落球をしてしまう危険性もあります。
試合から遠い時期にオーバーホールをかけて、シーズンに向けてグローブに慣れていくようなプロセスが望ましいと思います。一度紐を交換すれば使用頻度が高い高校生でも1年くらいはシーズン中の紐交換を行わずに乗り切れると思います。
冒頭に申し上げた通り冬はグローブにとっても厳しい季節です。革の潤いを落とさないよう、普段からしっかりメンテナンスをして欲しいです。
「手入れされた道具は絶対に選手を裏切らない」と思います。