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断髪式


週末にチームで何人かの選手が、グラウンドの横で「断髪式」をやりました。今、うちのチームでは7〜8割の選手が髪の毛を1mmにカットしています。

「髪の毛で野球やる訳じゃない」と言えばその通りです。これで急に野球が上手くなったりはしません。

なぜ野球の世界ではこんなことをするのでしょうか?

私自身、選手時代に何度か1mmカットをやったことがあります。初めはチームから強制されてやりました。1mmまで切ると学校でも目立ちますし、街を歩いていても目立ちます。そして友達からは「そこまで野球って大事なことなの?」と聞かれました。

その風貌だと学校の帰りに寄り道しようという気にもなりませんし、友達と遊びに行こうという気にもなりません。思いのほか野球に集中できるし、出かけたくなくなるので勉強も捗る。「意外といいな、これ。」と思って、「集中したい時」には自ら1mmカットをやるようになりました。

うちのチームも来週の公式戦が終われば3年生は引退です。

あと1週間、目の前のことに集中するという時期があっても良いと思います。 この週末は覚悟のあるプレーを見せてくれるんではないかと期待しています。


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