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競争は『わかりやすい目標設定』である


私はチームの中で「競争」は絶対に必要だと思います。時には指導者が競争を演出する必要があると思うくらいです。

一方で最近は「序列をつけることは劣等感の形成に繋がる」などの理由で「運動会の徒競走で手を繋いで走る」など、競争を避けるべきという声もあります。

なぜ私が「競争は必要」と思うのか? 私はまず競技が上達していくためには「目標達成意欲」が重要だと思うからです。良いプレーをするためにまず必要なことは「上手くなりたい」という目標を立てること。「絶対成し遂げる」という想いを持って取り組んだ子と「できたらやる」という子では前者の方が結果が出る確率は断然高いからです。

ん?競争の話となんか関係ある??? 私は競争というのは「わかりやすい目標設定」だと思います。「目の前の競争相手に勝つ」という目標に向かって努力し、手を尽くす。勝つか負けるかという「結果」よりも「勝とうとするプロセス」に意味があると思います。

ちょっと違う話ですが私の営業時代の上司は「予算達成率が101%になるような目標を部下に設定したいと思っている」と言っていました。理由は「『頑張れば届く』という目標を設定すると一番部下が成長するから」ということでした。

私は選手に「グラウンドに立って『負けていい試合』なんかない」と言います。それは「勝たないと意味がない」という意味ではなく「勝利を目指すプロセスに意味がある」という意味です。

絶対値的な目標を追うことにも意味はあります。でも社会に出ると仕事で競合企業と競り合うなど、相対的な価値を求められるケースの方が圧倒的に多いです。社会で活躍できる人になるためにも「競争と向き合える人」になって欲しいです。

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