今から書くことは自らに対する反省でもあります。
グラウンドで選手に「声を出せ!」と指摘することもあります。でも声は出ない。「出せ!」と言っても出ないということは「出せ!」という指示は効果がないということです。どうやったら声が出るのだろう?とずっと考えていました。
分かったんです。答えは私の恩師の言葉の中にありました。
私が小学生の頃です。
練習で「おー、おー、おー・・・」みたいな感じで大して意味のない言葉を発しながら一応、「声を出す」をしていました。 その時に監督から「お前は何のために声を出しているの?」と聞かれたので「声を出せと言われたから・・・」と答えました。
そうすると監督は
「じゃぁお前は、俺が『今すぐグラウンドから出て行け!』と言ったら出て行くのか?言われたからやるんじゃない。意味があるからやるのだ。」と言われました。
その時に教わった意味は以下のものです。
①仲間に対する自らの意思表示
②劣勢の時などに、自らを鼓舞する
③仲間を鼓舞する
でもこれって、グラウンドで「思考」していないとできないんですよね。「何を意思表示するか?」とか「どんな言葉をかければ仲間を奮い立たせることができるか?」など、思考しなければ言葉なんて出てきません。言い換えれば、指導者が「俺の言う通りやっていればいい!」というチームでは上記の「意味のある声」は出ないんだと思います。
うちのチームで声が少ないのは自分のせいかもしれない。もっとグラウンドで思考を促し、考え方を教え「意味のある声」を出せる選手に育成したい!と思いました。 まだ週中ですが「グラウンドで思考を促す」について、週末に向けてもうちょっと考えてみようと思います。