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プロセス←→結果


先日、ある投手を指導していた時のことです。その投手は制球力に課題があり、制球が悪い原因も明確でした。以前にも何度か本人に対して「制球が悪い原因」と「克服のための留意点」について指導してきました。しかし、その投手は指導したことを忘れ、以前と同じように漠然とキャッチボールをしていました。

私も投手だったので経験があるのですが、投球フォームを直す時って、最初は思うように結果が出ずストレスが溜まります。ただ「直す」ということは現状に何か問題があるか、若しくは現状よりも良い結果を求めて「直す」のです。そのストレスに耐えられなければ「元の木阿弥」となります。

私は彼に対して以下のように告げました。

「この間俺が言ったこと覚えてる?やりたくなかったらやらなくてもいい。ただ今のままでは制球力が向上する確率は極めて低い。自分で責任を持って『このやり方で結果をだしてやる』というのであれば俺は何も言わない。自分で決めなさい。」

頭ごなしに「俺の言う通りにしろ!」ということも可能ですが、そもそもそういう言い方をするのがあまり好きでないのと、能動的に取り組む姿勢が形成されなければ、何に対しても強制されるまでやらない人になってしまうので敢えて突き放しました。

「結果が出ていないプロセス」に対して疑いを持ち、結果を出すために常にプロセスを見直す姿勢は成長していくために必要です。結果が出ていても「たまたま出ただけじゃないか?」と時には自分のプロセスを疑うことも必要です。

「プロセスのない結果」は持続的な成功には繋がりません。

「結果」だけでなく「プロセス」だけでもない。両方を視野に入れ、その因果関係を捉えてこそ、指導の質が高まると思います。


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