昨日、勤務先で元プロ陸上選手・為末大氏の講演がありました。講演はもちろんのこと、質疑に対しても自分の感覚を言語化する能力に優れた方でした。
その中で印象に残ったことの一部をご紹介します。
『これを知る者はこれを好む者に如かず、
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず』
これは孔子の言葉です。意味は「よく知る人もそれを好む人には勝てない、好む人もそれを楽しむ人には勝てない」といったところでしょうか。為末氏が仰るには「『好む』と『楽しむ』の違いはコントローラブルかどうかの違い」という言葉にハッとしました。
子どもたちに「今置かれている状況を楽しめ!」と言ったことはありますが、「なぜ楽しむのか?」ということは説明したことがなかったと気付きました。
何かに依存することは楽ですが、一方で身の回りに起こることがどんどんアンコントローラブルになっていきます。人生を自らの力で豊かなものにするためには「自分で決断」し「自分で行動」することで人生をコントローラブルなものにしていかなければなりません。
「楽しむ」には愉快だけでなく、深い意味があるんだなぁ、と痛感しました。 今週からの冬練。 子どもたちと一緒に「楽しむ」ということ、「楽しみ方」も学んでいきたいと思いました。 やるぞー(^_^)/