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結果を出す『根拠』

大変ご無沙汰しておりました。

ブログの更新が4ヶ月ほど滞っておりましたが、グラウンドには毎週行ってます。


先月から3年ぶりに『朝練』を開始しました。

希望する選手に週3回、バッティングを教えています。


私自身、子どもの頃から「根拠」にこだわる性格でした。疑り深い性格だったのかも知れませんね。それは仕事でも同じです。「結果が出る根拠」「部下を信頼する根拠」「判断する基準」などに敏感で「何となく・・・」という意思決定をするのがあまり好きではありません。「明確に失敗する」と思うものは手をつけず、「判断に迷うもの」は判断材料が揃うまではやってみる、そんな性格です。


これは子どもの頃の野球に対する姿勢も同じでした。当時の指導者に「よくバットを振ってるよな。必ず打てるようになるよ」と言われたのが嬉しくて、結果が出なくても「いつか必ず打てるようになる」と信じて家でバットを振っていました。そしてそれは自分自身にとって「打てる根拠」として、打席で「打てるはず」という積極的な姿勢に変わりました。


指導をしていても私には「根拠なく選手を誉める」はできません。

上記のような性格だからです。


「朝練」も「打てる根拠を創る」プロセスのひとつです。

スイングスピードを上げるための振り方、ミートの確実性を上げるための振り方、打球の方向をコントロールするための振り方、全て「打てる根拠」です。


①今、どんな振り方をしているのか?という『現状説明』

②打てるためにはどんな振り方をして欲しいのかという『期待』

③現状と理想型のギャップを埋めるための『方法』


練習ではこの3つをセットで指導します。この3つをやり切った時、それは当該選手にとって「打てる根拠」となります。そして「現状把握」「目標」「目標到達の方法」を自分でできるようになれば、その選手は自立できると思います。題材は野球ですが、本当に教えたいことは「自立」です。私の操り人形のようになるのではなく、自分で考え、その考えを行動に転換できるような選手を育成したいと思っています。


週3回、一度も休まずに参加している選手もいます。周囲からも「打撃が変わったよね」という声も聞こえてきました。「打てる根拠」が他人から見ても認知されていると言えるでしょう。やがてそれは選手にとって「自信」となります。


練習熱心ではない選手は「楽して他人と同等の結果」を求めているように思います。しかし勝負事は「他人同等」ではなく、「他人以上」を求めないと勝利には繋がりません。「他人と同じ練習時間を他人以上に有効に使う」もしくは「他人以上の練習時間を確保する」という発送を持たないと「勝てる根拠」にはならないように思います。


『楽して結果を出そう』


そんな都合良い話はなかなかないものです。

「耐雪梅花麗」です。

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