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『捕り方』はすべてのプレーの起点


今日は久々に技術指導の話を書きたいと思います。

昨年くらいからあることに力を入れて指導してます。『ボールの捕り方』です。

「ボールの捕り方」が良い選手は守備だけでなく投げることも打つことも質が高い傾向があるからです。

「捕り方」で私が特に重視することは3点です。

①グローブの芯で捕球する

芯で捕球すると「落球のリスクが減る」だけでなく「いつも芯で捕球しているといつもグローブの同じ場所にボールがあるので、送球時の握り損ないが減る」からです。以前、宮本慎也氏も同じようなことをコメントしていたのを聞いたことがあります。

②捕り易い場所まで動く

足を使って「捕り易い場所」まで動くことで「能動的にプレーできるようになること」や「送球の動作に移行し易い」というメリットがあります。

③手元を流して捕球しない

「グローブを流しながら捕球する選手」は打撃でも「ミートポイントが安定しない」とか「リリースポイントがバラつく」など、『大事な”点”』を軽視する傾向があります。投手であれば制球が悪かったり、打者だとミスショットが多い傾向を感じます。

①〜③を重視することは奇抜でも斬新でもありません。当たり前といえば当たり前です。しかしこの「当たり前」が結構軽視されている傾向も感じます。

「捕球」は「捕る」です。「受ける」ではありません

「捕る」は能動的な要素が含まれますが「受ける」は受動的な行動となります。「ボールを捕れる選手」はプレー全体が能動的・攻撃的な選手になれると思います。

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