昨年春から始めた「野球ノート」。 毎週土曜日の夜はいつも選手のノートを見ながら、「どんなコミュニケーションをしていくか?」「何を重点的に指導するか?」などに想いを馳せています。
昨日は練習後に春季大会の背番号を配布しました。良い番号をもらえた選手もいれば、不本意だと思った選手も居たでしょう。昨日は「なぜこの背番号なのか?」「私からどのように見えているのか?」「何を期待しているのか?」想いを正直に伝えるのはこのタイミングだと思い、いつもより時間をかけて返事を書きました。
今日の練習後のミーティングで選手に伝えました。
「今日返すノートには、俺からの君たちに対する『想い』が書かれている。『よく見てるな』と思うかも知れないし、『わかってないな?』と思うかも知れない。でも君たちはこれから大人になっていくと『分かってもらえない』と感じる場面はどんどん増えていくだろう。小学生の頃はグラウンドで声を出さなければ『どうしたの?元気ないね。』と聞いてくれるかも知れない。でも高校生になると『あいつはやる気がない』と思われる。野球ってそういう世界だ。そんな中で君たちは、自らが『分かってもらう努力』が求められる。ひとりひとりに『今の評価』『今後に対する期待』を一生懸命書いた。今日の夜から何を頑張るのか?今後に活かして欲しい。」
厳しいことを書いている選手も居ます。でも私は課題の核心に触れず黙って切り捨てるよりも、正直に厳しい評価と同時に今後の期待を伝え、奮起を促したいと思います。大人になれば「やるぞ!」という気持ちは自分で創り出さなければなりません。
厳しい評価に向き合っても本人が諦めない限り、選手の努力に寄り添い続けたいと思います。それが厳しい評価を突きつける評価者の責務だと思います。