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『負の成功体験』を断ち切る


昨日の朝はちょっと気温が低かったですね。練習前のミーティングで「今日は寒いな。怪我を防ぐためにもウォームアップからしっかり身体を動かそう。自らを奮い立たせ、仲間を動かすためにもみんなでしっかり声を出そう。」と言って練習を開始しました。 大きな声を出して一生懸命動いている選手もいれば、こちらの顔色を伺いながら声を出さない選手も疎らに。少しずつ声が小さくなっていきました。

一旦体操を止めて 「みんなで揃って体操をやるには誰かが声を出してリズムを取らなければ揃って体操を行うことはできない。そしてこのチームでは『全員で声を出す』ことになっている。声を出さないほうが楽だ。みんなでやる、と決めたことをやらずに自分だけ楽をするのは卑怯だ。団体競技をやる資格はない。」と言いました。

昔から「サボる」ってありました。「サボること」に後ろめたさを感じているうちはまだ芽があります。でも「上手くやった」と思い始めるとそれは本人にとって「負の成功体験」として根付きます。

「負の成功体験」は組織の公平性を維持するためにも、何としても断ち切らなければならないと思います。

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