今年は正月に帰省できなかったので、この週末に受験生の息子は横浜に置いて、娘と二人で帰省してきました。この写真は松山市の中心にある松山城の天守閣から撮影した母校のグラウンドです。ちょうど野球部が練習していました。
今日、後輩に声をかけて頂いて久々に母校を訪問しました。
卒業してから31年。近年は部員数が減って合同チームになる学校も少なくない中、地方の公立高校としては比較的大所帯のチームとして活動しているのは、現在チームに関わっている関係者の努力の賜物だと思います。本当に頭が下がります。
入部当初、監督に最初に言われたことは
「目の前のことを一生懸命やる」
グラウンドに来れば思い出すんですよね。
監督を務める後輩から「せっかくお越し頂いたんで投手陣を診てください」とお願いされました。「今できること」は「後輩のために一生懸命診ること」です。1〜2年生の投手全員の投球練習をブルペンで診ながら、
①投球の全体的な印象
②技術的な課題
③最初に着手すること
の3つについて真剣にアドバイスをさせて頂きました。
詳細は「秘密」ですが、故障の確率を下げながら球速を上げるための足の使い方を中心に指導させてもらいました。後輩たちは真剣に私の話に耳を傾け、中には思ったことを質問するくらい積極的に聞き入っている選手もいました。
後輩たちも「目の前のことを一生懸命」やっていました。
技術的な面でのチームカラーは我々の頃とは違うけど、野球に対する姿勢などは「我々の頃と似てるな」と思いました。創部100年を超える伝統をただ存続するだけでなく、久々にチームを訪れたOBが懐かしさを感じるくらいに守り続けてくれている後輩たちには感謝の思いしかないです。
今、私も指導者ですが、チームの卒団生が「自分の原点」と胸を張って言える、そしていつでも気軽に立ち寄れるようなチーム作りをしていきたいと思いました。
今日、私も後輩たちから「原点回帰」を教えられました。
来週からはチームの指導に戻りますが、「目の前のことを一生懸命やる」を今一度心に留めて選手たちと向き合いたいと思います。