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選手を診る時は「マルチアングル」で診る


昨日まで「肘の故障を回避する投げ方」について書いてきましたが、スローイングの基本型を絵にしてみました。

この動きはキャッチボールにおける必要最小限の動きだと思います。ポジションによって姿勢の高さが変わったり、関節の動きが大きくなるなどの差異がありますが概ねこの動作の発展形になると思います。

ちょっと変なところもありますが、私の画才に免じてお許しください。

私は選手を診る時に複数の方向から診るようにしています。

動作におかしいところがあっても、ひとつの方向から診ただけだと原因がわからなかったり、見間違うケースがあるためです。

身体の動きはいろんな因果関係によって成り立っています。

右肩を上げると左肩が下がる。左足を前に出すと右手を引く。そうやってバランスが保たれ、パフォーマンスを安定させます。

「表側に問題を感じたら裏側も見る視点」も大事だと思います。

【スパイラルリリースについて】

こんな感じで腕を内旋させることを「スパイラルリリース」と呼びます。

私見ですが「スパイラルリリース」の目的は2つあると思います。

①トップ位置から正対する時に外旋された腕をリリース時に正面に向けるため

②リリース後に肘の過進展を回避するため

スパイラルリリースはリリース後の肩への負担も少ないと言われます。

スローイング指導は投球強度を落とさないと上手くいきません

時には「もっと力を抜いて」という声をかけてあげる

そんな心遣いも必要だと思います。


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