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「叱る」も「誉める」も方法論に過ぎない


「叱ることで奮起を促す」

「誉めることでモチベーションを高める」

選手を指導する時の手法としてどちらかだけが正しいということはないと思います。

なぜなら「叱る」も「誉める」も方法論に過ぎないからです。

時と場合によって正解は異なります。

そもそも物事には「目的」と「手段」があります。

より高い成果を上げるためには目的意識が重要です。目的が不明確なままで手段に囚われてしまうと、いつしか目的を見失い「成果の上がらないことを延々と続ける」ような状態に陥ります。だから練習も采配も「明確な目的意識」が必要です。

では「叱る」「誉める」の目的は何でしょう?

実はこの2つは方法が全く異なるものの、目的は同じでです。

目的は「選手を本気にさせること」です。

選手を「本気にさせること」には2つの効果があります。

①選手の持てる力を最大限に引き出すこと

②本気で取り組んだ結果を通じて、現在の自分の力量を知ること

反骨精神に溢れた選手は「なにくそ!」という気持ちを引き出すために時には叱ることも必要でしょう。自分に自信を持てない選手には「いいじゃん、もっと思い切ってやればもっと良い成果が出るよ」と誉めることで「更なる本気」を引き出します。

しかし、最近の子はなかなか「本気」を出しません。

私自身も「本気を出させる引き出し」がまだまだ足りないと感じています。

最近、とても面白い本を見つけました。

メンタルトレーナーとして数々のチームを指導されている飯山 晄朗氏の著書です。著者には失礼な言い方ですが、私自身、メンタルトレーニングって催眠術みたいなイメージを持っていましたが、この本を読んでイメージが一変しました。

様々なケースを事例に「本気を引き出す方法」が紹介されています。「持っている能力を発揮できない」「挑戦しようとしない」「すぐに諦めてしまう」など、本気を阻害する要因に対して、どのように接するかのヒントが例示されています。

子どもは「本気になって結果が出なかった時」を恐れているように思います。そういう時にこそ大人の支えが必要です。本気で向かっていって負けた時「なにやってるんだ!」と叱れば、その子は二度と本気を出さないでしょう。

詳細に振り返り、小さくても良いので成果を見つけることが「本気出してよかった」という気持ちを形成し、「本気を更に高める努力」に通じると思います。

※こちらの本も「おすすめ書籍」コーナーに掲示しました。


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