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スローイングの「TOP位置」は頭の後ろに


Youtubeで良い動画を見つけたのでまずはこちらをご覧ください。

現在、千葉ロッテマリーンズで活躍している平沢大河選手です。

綺麗なスローイングフォームですね。

平沢選手のスローイングにおける「TOP位置」に着目しました。

投手に限らず野手もスローイングの時に「TOP位置」を作りますが、平沢選手は

①ボールはちょうど頭の後ろあたり

②肘は肩のラインよりも反る

この形でTOPを作ります。

この2つのポイントはどの守備位置の選手であっても共通で重要なことです。

Facebookページ『少年野球指導者のひとり言』で何度か私が指摘してきましたが、最近の子どもは打撃でもスローイングでも身体の正対が早めになる傾向があります。

正対が早くなるためにボールの位置が頭の後ろまでいかず、TOP位置が耳の横あたりで止まってしまう選手がとても多いと感じています。

医学的な根拠のない私の元競技者としての単なる私見ですが、

TOPが浅いと肘に横からの力がかかるので肘の負担が大きい

ように感じます。

また②で肘の引きが不十分だと胸が張れないので、身体のしなりが使えず、腕だけに頼った投げ方になってしまいます。腕力が強ければスピードが出ますが、当然これも腕への負担は大きくなると思います。

スローイングには色々とポイントがありますが、まずはTOPをきちんと作らないと後の動作をいくら注意しても効果は薄いように感じます。

さて、この後です。

いわゆる「アーム投げ」にならないように「肘のしなり」を使って投げたいのですが、このまま「肘を前に出して」と言ってもうまく肘は出ません。というか「肘を出して」と言ったところで子どもには理解できません

あくまでも一例ですが、私は

「頭の後ろから『空手チョップ』すれば肘は出るよ」

と指導しています。

具体的にはこれです。

トップから肘を出してくる時に、

③のように小指を上にすると肘が出やすくなります。

「空手チョップ」です。

もちろんこのままでは投げられないので実際にはスパイラル状にリリースします。

こんな感じですね。肘を外旋させているのが分かりますか?

この「スパイラルリリース」は肘の故障を防ぐためにはとても重要だと思います。

リリースした後に肘を外旋できない子は投げた後に肘の関節への衝撃が大きく、疲労骨折を起こした事例も見たことがあります。

そしてもうひとつ大事なことがあります。

特に小学校低学年の時は平沢選手くらいリラックスして投げて欲しいです。

小学生は骨も柔らかく投げ方も安定しないので、そんな状態で全力投球や遠投などは避けた方が良いと思います。それと脱力が下手な子はスローイングの精度も悪いので、まずはリラックスして投げることを覚えて欲しいです。

低学年の時は「投げられない距離まで離れない」ほうが良いと思います。

自分が投げられる距離を丁寧に投げて欲しいです。

#投手 #守備 #キャッチボール

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