はっきり言って野球選手には「素質の差」は存在します。
身もふたもない話ですが、本人の努力ではどうにもならない差によって選手の序列がついてしまうケースはあります。
しかし少年野球の現場を観ていると、本来的な「素質の差」ではなく「素質を自力で開花させる能力の差」で選手を評価する指導者が多いように感じる。
選手を評価するだけならグラウンドに多数の指導者は必要ないと思います。
野球の指導者は
①チームスポーツとして「全員が修得すべき知識・技術」の指導
②選手に「何の素質があるか?」の見極め(潜在的素質を含む)
③顕在化している素質を生かし、潜在的な素質を開花させる指導技術
(練習方法・選手とのコミュニケーションスキルなど)
③はとても高度なスキルが必要ですし、②も身体の小さい小学生では見極めはとても難しいです。素人では手が出せない世界です。
せめて①はちゃんとやって欲しい。
これをちゃんとやるだけでも、潜在的素質が開花する確率は高まります。