• Baseball-Knowledge

『表現すること』よりも『感じること』


野球は「投げて」「打って」「走って」・・・。

プレーする事で自分の技術や考えを「表現」します。より高い表現力を持った選手が優秀な成績を残し、そんな選手が多数いるチームが勝利を掴む。そんなスポーツです。

だからグラウンドでも「表現すること」を指導されます。 もちろん上手くなりたいから練習するわけで「表現力を磨くこと」は正しいと思います。私も技術指導はします。動画などの充実により、指導者の技術指導スキルも高まっているように思います。

しかし一方で、「最近の子は野球を観ない」という声をよく聞きます。私が子どもの頃よりも学童野球で肩肘の故障は増えているようにも思います。「表現すること」が磨かれる一方で「他人のプレーから学ぶ」「自分の身体の悲鳴を察知する」といった「感じること」が弱くなっているのでは?と思う時があります。

「感じる」ってとても大切なことだと思います。

「感じる」は

①能動的な情報収集(=アンテナを張る)

②思考・仮説構築

③積極性(先手を打つ)

などに通じます。

感じる力」が弱い人は野球に限らず対応が後手に回ったり、成功確率の低いことに手を出してしまうことがよくあります。

「球が速い」という優れた表現力を有していても「相手が速球に強い」という感じる力が弱ければ打たれてしまうのです。だから、野球指導者は「表現力」だけでなく「感じる力」が育まれるような指導をしなければならないのではないか?と思います。感性の強い子は「肘が下がっている」といった技術的な不調にも自分で気づいて修正します。その結果、自分の力で故障を回避できているように思います。

「感じる力」は「表現力」にも通じます


閲覧数:41回0件のコメント

最新記事

すべて表示

活動自粛から2週間が経過しようとしています。 私は職場の方も在宅勤務に切り換え得られていることもあり、家に籠ることが多くなって、仕事は捗るものの、身体を動かす機会が減っているのでどうも調子悪いです。 こんな時、選手はどうしているのでしょう? うちの選手の中には数名、私に自主練習の動画を送ってきた選手がいます。 「今、こんなことを頑張ってます!」 「自己流になっている気がして。アドバイスください!」

先日、ボーイズリーグの指導者講習会に参加しました。外部講師の講演を拝聴する、まぁよくある講習会スタイルではありますが、講師の方がちょっと面白い話をされていました。 競技にルールが設けられるのはなぜか? これには3つの理由があるそうです。 ①きょうぎ中の暴力をなくす ②対戦チーム間の公平性を保つ ③難易度を高めて競技を面白くする 特に③は目から鱗でした。 これまで私は特に②の観点で「ルール遵守」を選

野球には「投げ方」「捕り方」「打ち方」などがあります。 確率高くプレーを成功させ、故障なくプレーを継続させるためにはある程度の技術を習得することが必要となります。当然私もチームではこれらの技術は指導します。 これらはいわゆる「テクニック」です。 野球におけるテクニックは「身体の使い方」「道具の使い方」にほぼ集約されます。 球が速い、捕球が上手い、などは「テクニックが高い選手」と言えます。 一方、こ