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雨試合での戦い方


今日はオープン戦でした。早朝から空模様が怪しく、先方とも「どうしますか?」と協議。しかし「できる可能性があるならば」ということで球場入り。我々のチームは「積極性を高めること」が課題です。「やらない理由」よりも「できる可能性を探る」という決断をしました。

結局試合は4回降雨により終了。雨の中で集中を欠くプレーもありましたが、ピンチをダブルプレーで凌いだり、ヒットエンドランを決めてチャンスを拡大して得点に繋げたり収穫もたくさんあった試合でした。短い時間でしたがやってよかったと思います。

試合後のミーティングでは、以下のような話をしました。

「今日はグラウンドコンディションも悪かったし、ボールも滑る。キミたちが『100%の力を出せない状況』というのは分かっている。きっと『もっと上手くプレーできる』とも思っている。だから今日は結果なんて大した問題ではない。天候の悪い試合はどのチームも100%の力は出ない。だけど自分たちが100%に近づけば近づくほど、力を出し切れていない相手に対して有利にゲームを進めることができる。番狂わせだって起こせるかも知れない。天候が悪い時は『今日はダメだ』と弱気になるな。『強い相手に勝てるチャンスかも知れない』と捉えて欲しい。」

もうひとつ私にとって印象的な収穫がありました。 ひとりの投手を終盤に登板させました。その投手は前回の登板では制球に苦しみ、マウンドでイライラする仕草をしていました。その試合の後「キミがイライラした態度をすると、みんな不安になる。キミが試合を楽しめばきっとみんなも試合を楽しめる。」と諭したことがありました。今日の登板は雨で足元が不安定でボールも滑り、制球が難しいマウンドでしたが集中を絶やさず、時折笑顔を見せながら投げてくれました。 少しずつですが「伝わっている」という手応えを感じた「雨試合」でした。

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