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Baseball-Knowledge

「信頼される選手」はボールへの寄りが早い


今日も朝練。空模様が怪しかったですが、何とか実施することができました。いつも朝練の最後には選手に対して1〜2分の話をします。今日は「信頼される選手とは?」という話でした。

「野球はボールが飛んできた時、一番近くにいる選手が対処しなければならない。指揮を執る俺は一番ボールの近くに居る選手に『信じて任せる』しかないんだ。だからいつもボールの近くに居る選手は信頼する回数が必然的に多くなる。だからキミたちにはいつも『ボールの近くにいる選手』になって欲しい。ボールを恐れないことはもちろんのこと、ボールの回収を一生懸命やる、練習中のファールボールを率先して拾いに行く。そういうことを繰り返しやっていると『ボールの近くにいる』ということが当たり前になるし、周囲からも『あいつはいつもボールの近くにいる』という評価になる。キミたちもいずれ俺の手を離れ、他の場所で野球をやることになるだろう。どこに行っても『信頼される選手』になって欲しい。だからボール拾いだって頑張れ。」

いちいちこういうことをいう監督って、中学生からすれば「ウザい」と思われるかも知れません。でも私は人気取りのために指導者をやっている訳ではないですし、「目の前にいる選手全員を少しでも良い状態で次のステージに送る」ために野球指導者をやっているのです。「心が変われば行動が変わる」です。ボール拾いも義務的にやるのではなく、「大切なことだ」「プレーに通じることだ」という意識を持って取り組んで欲しいと思っています。

心が変わり、行動が変わり、それが習慣化し、その選手が結果を出せば、周囲も変わります。真似をする選手も出てきて、チームの風土ができるんだと思います。

現にグラウンドでの行動量が多い選手は徐々に結果を出し始めています。「行動量」は「思考の回数」や「経験量」と比例するからだと思います。選手に思考を促し、行動経験を積ませるためにも、まだまだ選手に対して語りかけようと思います。

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