私は野球指導者であり、教育者ではありません。「人の道」を説けるほどの人格者でもありません。だけど野球という「技」を極めていく上では「人」が大事だと思います。その理由が上手く説明できませんでした。
今日、あるグループでの投稿で下記の一文を見かけました。
このページもご覧頂いているその方の一節をお借りします。
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野球の素晴らしさ、おもしろさを考えてみました。
(中略)
他の球技スポーツでは、
ボール自体がゴールやカップに入ったり、
ライン内に入ると得点となりますが、
野球の場合、ボールはひとつの道具に過ぎず、
点をとる(ホームベースを踏む)のはあくまでも
人間(選手)です。
観戦している人も、ボールと人間(選手)を
常に見ています。
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「目から鱗」でした。
どんなに遠くに球が飛ぼうとも、人が動かないと決して得点が入らない。競技の中で動く「人」に注目が集まり、その人が期待、不安、喜び、焦りなど様々な感情を持ちながら「動く」からこそ、競技者に力を与え、観客に感動を与えるのだと。だから指導者は小手先の技術指導よりも「人創り」が大切なんだと。勝利を目指して技を磨いていく中でも、決して技に溺れず、技を操る「人の心」を創ることが大事なんだと思います。
指導者が「競技の楽しさを伝える事」は必須だと思います。でも私はこういう視点で子どもたちと話した事はなかったです。
「俺ってまだまだだ勉強不足だな。」と思いました。 そして目についていた鱗が取れ、とても視界が拓けた気がして、とても晴れ晴れとした気分です。
私もこういう言葉が伝えられるような指導者を目指して、今後も努力を続けたいと思います。 勉強になりましたm(_ _)m