年頭に今年の野球における「選手としての目標」を球速120km/hと掲げました。しかし私が今置かれている状況は、「選手として」よりも「指導者として」の方が重要です。子どもたちと一緒に何を目指すのか?自らがその目標を達成するためにどんな努力をしていくのか?これらを明確に示し、掲げたことを徹底していく必要があると感じています。 年頭の「指導者としての目標」をこのタイミングまで保留してきたことには理由がありました。実は私、1月から現チームの監督を仰せつかることになりました。もっと前に決まっていたのですが、連盟からも正式承認され、チームのホームページにも記載されましたので、本日ご報告させて頂きます。
監督1年目の目標、いや今後ずっとの目標は「全国制覇」です。
もしかすると私の指導者生活で一生成し遂げることができない目標かも知れません。しかし仕事も同じですが「どんな目標を立てるか?」はその後の成果の質を高める上でとても重要なことです。うちの選手が野球を通じて様々なことを学び、強豪校に進学しても気後れせずに努力を継続できる、そんな選手に成長してもらうためには高い目標を設定する必要があると考えました。秋季地区大会1回戦負け(しかもコールド負け)のチームとしてはまったく現実的ではない目標です。しかし野球をやっていて「目の前の試合で『負けていい試合』はない」です。だったらこの目標しかない!です。
2016年はこれまでの「コーチ」という役割以上に重い責任を負ってのスタートとなりました。しかしその「責任」を直視し、誠実かつ真摯に向きあえばきっと選手にも伝わることはあると信じています。休日はいつも家を空けてしまう私ですが、妻は「必要とされているなら仕方ない。やるしかないよ。」と言ってくれました。小学5年の娘とは、毎朝「おはよう」のハグをしています。練習に行くときも「行ってらっしゃい」と送り出してくれます。家族の理解を得るために必要なことは、中途半端な家族サービスよりも「誇りを持って役割を全うすること」だと(勝手に)思っています。 ということで私の「ひとり言」はまだまだ続きそうです。