野球では同時に試合に出場できるのは9名です。大学野球以上になるとDHとかありますが、少年野球の場合はほぼ例外なく9名で、常時この9名に選ばれる選手を「レギュラー」と称されることが多いです。
私は、野球には「10番目のレギュラー」が存在すると思います。
それは「ランナーコーチャー」です。
チームによっては打順の遠い出場選手をコーチャーにするチームもありますが、私はランナーコーチャーは専門職だと思っていますので、基本的に出場メンバーとは別にコーチャーを任命します。そしてチームには以下のことを伝えます。
①コーチャーの指示は絶対遵守
②指示が出なければ「回れ」
③コーチャーは迷ったら「回せ」
コーチャーも私の中では「レギュラー」ですから「責任と権限」を明確にし、9名と同じように扱います。もちろん出場選手と同じく、試合後には「評価」を行います。
うちのチームの三塁コーチャーは3年生が居た旧チーム時代からある1年生が務めています。何故って彼が一番上手だからです。彼はチームで一番小柄な選手ですが、立派な「レギュラーコーチャー」な訳です。
「役割」とは例えどんな役割であっても尊いものだと思います。
「バット引き」「ボールボーイ」など、全ての役割が機能することを前提に配置しているからです。 「役割の尊さ」を伝え「役割を全うすることの大切さ」を教えるのも指導者の大事な仕事だと思います。