今日はプロ野球のドラフト会議でした。将来有望なアマチュア選手の一部(指名漏れの中にも優秀な選手はたくさん居ます)の進路が決まろうとしています。
かつて松山商業を68回選手権で準優勝(佐野慈紀氏や水口栄二氏が活躍)に導いた窪田欣也監督は、「指導者の仕事はグラウンドでの指導は全体の1/3。他にスカウティングが1/3、進路指導が1/3だ。」と仰っていたことがありました。指導者にとっては進路指導も大切な仕事だと思います。
進路を決定する上で、一番大切な要素は何でしょう。「伝統」「設備」「指導者」「先輩」「チームメイト」・・・・?
私は「覚悟」だと思います。
就職も同じですが、入った後で「思った通りの環境だった」なんて思うことはほぼありません。何かしら「こんなはずでは・・・」と思うことが1つや2つはあるはずです。でもその「こんなはずでは・・・」を乗り越えて再び努力するモードに切り替えるためには「ここでやる!」という覚悟が必要だと思います。覚悟さえあれば「やると決めたんだからやり切る!」という気持ちを持って困難を乗り越えていきます。でも逆に覚悟のない選手は「××××だから辞めた」などと言って、「困難を避ける言い訳」に使ってしまいます。「心の拠り所」は外的なもの(環境など)に求めず、内的なもの(覚悟・夢・目標など)に求めたほうが、困難に打ち勝つエネルギーになります。
指名された選手は意中の球団に指名された人も居れば、そうでない人も居るかも知れません。「俺は本当は____に行きたかったのに・・・」と思いながら入団してもあまり良い結果は生まないように思います。
今日指名された選手は「俺はここで結果を出す」という覚悟を決めてプロの世界の門を叩いてほしいと思います。