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実現への執念


野球に限らず競技の試合というのは、何らかの「結果」が求められます。「試合に勝つこと」も「良いプレーをすること」も事の大小に違いはありますが「結果」です。 確率高く「結果」を出すために最も必要な要素は何か?私は「実現することに対する『執念』」だと思います。この「実現への執念」の弱い選手は身体能力や知性が高くてもあまり結果が出ないように感じます。

私は練習で最も育まなければならないものは、この「実現への執念」だと思います。「良いプレーをしたい」という執念があってこそ技術が磨かれます。「良いチーム、良い指導者に学べば自ずと上達する」と思っている選手は概してそれほど上達しません。 どうやって「執念」を育むか? 私は必要なことは3つだと思います。そして以下の3つはどれが欠けてもいけないと思います。

①明確な目標設定

②適切なプロセス

③正当な評価

①はすでにできていることを課しても執念は育ちませんし、到底できないことを求めても戦意を喪失するだけです。「必死で頑張れば届く」という目標を短いタームで設定することが必要だと思います。毎回練習の度に「その日に達成可能な目標」を設定することが望ましいです。

②は「具体的方法論の指導」や「競争環境の構築」などがあります。

③はフェアに評価することで「努力が報われる」仕組みを作らなければなりません。

野球の指導者は労力が②に偏っているケースが多く、①が不明確だったり、③が恣意的になっているケースが散見されます。

うちのチームも試合中に集中力を欠いてビッグイニングを献上することが多々あります。この課題を解決するためにも「実現への執念」をもっと磨かなければなりません。 ①〜③を「漏れなくやりきる」。 指導者にも「実現への執念」が必要なんだと思います。


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