概して今の少年野球において、我々の少年時代に比べて練習量は少ないと思います。教育においても「詰め込み」が否定され、子どもの自主性を重んじることを推奨する論調が多いように思います。果たして本当にそうなのでしょうか? 私が新卒で入社した会社には、成長の過程として「will」「must」「can」という言葉がありました。
①will・・・やりたいこと
②must・・・やらなければならないこと
③can・・・できること
そしてこの①〜③には取り組む順番があると言われていました。さてどんな順番だと思いますか? 答えは②→①→③です。
「やらなければならないこと」をやりきることで「できること」が増える。そうすれば「やりたいこと」の選択肢も幅が広がる。というのがこの順番の主旨です。
これ、野球でも言えることではないかと思います。子どもって放置すると妥協しがちですし、今の子はあまり無茶な目標設定をしません。でも選手がちょっと躊躇していることでも、無理やりでもやらせてみると「できた」なんてことはよくあります。そしてそれは自信となります。ある程度強制しないと選手の「can」は増えないので、結果として選手のポテンシャルを高められないように思います。
しかし何事にも「ほどほど」はあると思います。 さて、それでは私も練習に行ってきます。 暑いですが、指導者の皆様もお身体に気をつけてくださいm(_ _)m