どんなチームでもチーム内で「選手間の序列」は存在します。
いくら指導者が「選手は平等」と唱えても「先輩→後輩」「上手い→下手」「気が強い→弱い」みたいな序列はできるものです。
チーム内の序列が頻繁に入れ替わるチームは競争が激しく、選手が努力する良いチームになりやすいです。
「選手間の序列」を固定化させないにはどうすれば良いか?
やっぱり「試合を多く取り入れること」だと思います。
昨日、うちのチームは練習試合を行いました。また私は1年生チームの指揮を執りましたが、その際に初めてスタメンで起用した選手がチームで唯一の複数安打を放ちました。彼のチーム内での存在感は試合前とは比べものにならないくらい上がりました。
たった1試合で彼は「バッティングが良い人」となった訳です。
練習では「チーム内での序列」はなかなか変わらないものです。
レギュラーは先に打撃練習を行い、ノックも一番最初に受ける。そんな中ではなかなかライバル選手を見て「こいつ、凄いなあ」とか感じにくいものです。ましてや最近の子は自分のことが精一杯で周りを見ない子が増えています。
公式戦ではなかなか思い切った選手起用は難しくなるので、メンバーは固定化しやすくなります。練習試合を多く組んで「控え選手の逆転のチャンス」を与えたいです。
「特定の選手が幅を利かせている」「控え選手が元気ない」というチームは積極的に練習試合を組むことをお勧めします。