top of page
  • Baseball-Knowledge

「なんとかする」という心


日曜日は練習試合で、1年生チームの指揮を執らせて頂きました。

1年生だけで臨んだ初試合でもありました。 試合は5イニング制で行ないました。2点リードした5回表の相手の攻撃で4点の失点を許して絶体絶命のピンチでしたが、5回裏に3点を入れて逆転サヨナラ勝ち! 最終回は少しハラハラしましたが、1年生チームは見事初戦を飾りました(^_^) 逆転を許した最終回の攻撃、円陣を組んで、選手たちにはこんな話をさせて頂きました。

「我々の仕事は残り1回で2点差を逆転することだけ。我々は3つアウトを取られるまでは逆転に向けて挑戦する権利がある。●●、●●、●●(5回に打順が回る最初の3人)、これからの打席はキミたちのものでもあるが、チームのものでもある。大切な3つの権利をキミたちに預けるので、俺たちが挑戦する権利を継続させるためにも、大事に打席に入って欲しい。そして大切な権利を無駄にしないよう、しっかりと次の仲間に繋いで欲しい。」

と言って送り出しました。

先頭打者は途中出場させていた選手。打力に課題のある選手でしたが、見事に四球を選んで出塁。そのあとも打線が繋がり、ベンチのボルテージは最高潮に。最後は押し出しの四球を選んでサヨナラ勝ち。練習試合にも関わらず、全員がベンチを飛び出して大喜びでした。 みんなで繋いだ最終回の攻撃だから、この初勝利はみんなで掴んだものです。苦しみましたが、きっとすんなり2-0で終わるよりこの方が良かったと思います。 うちの1年生は小学生時代の実績や技術面など、個人差はかなりありますが、上手い下手関係なく「なんとかしようとする心」で繋がった価値ある勝利だったと思います。野球の指導者なので、選手には「野球が上手くなって欲しい」とは思うのですが、やっぱり「何でもできる技術」よりも「『なんとかしよう』とする心」が大切だと再認識しました。


閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示

大変ご無沙汰しておりました。約1年ぶりの投稿となりました。 まずは私の近況から。 昨年、長年指導に携わっていたボーイズのチームからポニーのチームに移籍しました。 現在指導に携わっているチームは『Player's Future First』を徹底し、指導者自身が積極的に学ぶ姿勢を継続するスタッフに囲まれて、私自身、一層野球が好きになりました。チームの理念に賛同する選手も徐々に増え、夏にはポニーの選手

bottom of page