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「思い切り行け!」と自らに言い聞かせる


試合で選手を「思い切って行け!」と言う言葉ともに送り出す。余計なことを考えず、置かれた場面と課された役割に集中してプレーすることを促すために「思い切って行け!」と言って送り出すことは良いことだと思います。

しかし、この言葉は選手にかける言葉であると同時に「自らに言い聞かせる言葉」であるとも思います。「ベンチに居る自分に『思い切って行け!』と言い聞かせる」とはどういうことか?

私は管理職経験が長く、人事を担当している時期もあったので、自らの経験と人事担当マネジャーとしてたくさんの管理職の振る舞いを見てきました。部下の成長が早い組織のマネジャーには明確な共通点があります。それは『覚悟』です。

部下は上司が思っている以上に、上司の一挙手一投足をよく見ています。上司の「覚悟」を見て安心し、自らも「覚悟」します。覚悟が揺らぐ管理職の下では、部下も保身や言い訳が多くなります。 野球も同じだと思います。

「もっと打席の前に立て!」「バットを短く持って」「ボールよく見て行け!」などとアレコレ細かく指示する監督のチームは、選手はあまり振って来ない傾向が高いです。恐らく子どもなりに指揮官の覚悟が感じられず、自らにも迷いが出ているのではないかと思います。逆に初球からガンガン振ってくるチームの方が、ベンチに居る監督は穏やかな佇まいを保っているケースが多いように感じます。子どもなりに指揮官の覚悟の度合いを感じ取っているのではないかと思います。 「思い切って行け!」と送り出したら、黙って見届けることで自らの「覚悟」を選手に示す。指揮官の「覚悟」を感じてくれた選手は、自らも覚悟を決めて動いてくれるように思います。

子どもは本当に指導者のことをよく見ています。


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大変ご無沙汰しておりました。約1年ぶりの投稿となりました。 まずは私の近況から。 昨年、長年指導に携わっていたボーイズのチームからポニーのチームに移籍しました。 現在指導に携わっているチームは『Player's Future First』を徹底し、指導者自身が積極的に学ぶ姿勢を継続するスタッフに囲まれて、私自身、一層野球が好きになりました。チームの理念に賛同する選手も徐々に増え、夏にはポニーの選手