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Baseball-Knowledge

思考する→まず行動する


野球において「思考すること」はとても大切です。 しかし、時としてこの「思考する」はやり方を間違えると、プレイヤーとしてのパフォーマンス向上を妨げます。

「思考」という軸で野球のプレーを分類すると、

①熟考して決定しなければならないプレー

②行動しながら判断しないといけないプレー

この2種類に分類することが出来ます。

①は「配球を考える」「牽制球を投げる」「シフトを変える」「敢えて1球見送る」など。②は「この打球で3塁まで走るべきか?」「自分はカットに入るべきか?」などが挙げられます。

「考えて野球する」ということは大事です。しかし「考える」ばかりを強調すると、決断するために様子見になってしまったりすることで、行動が遅れます。実際、野手の間に飛んだ打球を「お前の守備範囲だ!」と指示されるまで球を追いかけない子が増えています。 野球は眼でやるものではなく、体全体を使ってやるものです。 捕れるか捕れないかは眼で判断するのではなく、まずボールを追いかけて、追いかけながら判断するものです。思考するよりも先に行動しなければなりません。「思考→行動」のパターンしか取れない子は決断が遅くなったり、行動自体が受動的になる傾向があります。

「思考する」能力は、年齢とともにある程度成長します。しかし「行動する」は習慣の問題なので、早期に癖付けする必要があります。

「考えろ!」と言って「思考すること」を促すのも悪くはないですが、もっと大切なのは「まず動け!」と指導する方が、現代の小中学生には必要では?と思います。


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