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カバーリングの意味付け


守備において「カバーリング」は最悪のケースを回避するためには、なくてはならないものです。しかし「何のためにカバーリングを行なうか?」という指導者の意味付けによって選手の気持ちは大きく変わります。

「最悪のケースに備えて・・・」という教え方をすると、その前提としては「投げる選手を信用していない」ということになります。そういう教え方をしてしまうと、「仲間を疑う」という姿勢から入らなければならなくなってしまい、チームワーク形成にはマイナス要素の方が多くなってしまいます。

ここは発想の転換が必要です。 「悪送球してもカバーリングが居る」という保険を用意することで、送球する選手に思い切って送球させるため、つまり「仲間の能力を最大限引き出すため」という位置付けで指導することが有効だと思います。カバーリングの選手を「好送球の陰の功労者」と位置づけ、明確な役割を与えることが、投げる側とカバーリングに回る側との信頼関係形成に寄与すると思います。

甘えあうのがチームワークではありません。 仲間のために必死で努力し、自らの役割を果たすこと、そして仲間の力を最大限に引き出すことこそが本当の意味での「チームワーク」だと思います。


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