私も指導者としては未熟者ですので甚だ僭越ではありますが、今日は「技術指導が低い指導者」について書きたいと思います。
「指導技術が低い指導者」とは以下の2種類に大別されると考えられます。
①野球を知らない(競技知識・技能の問題)
②何言ってるか分からない(説明スキルの問題)
指導者の技術指導能力は
技術指導能力=①×②
によって成り立っていると考えられます。
大事なのは「掛け算」でだと言うこと。どちらがゼロでも答えは「ゼロ」です。両方必要です。
仮にそれぞれ10段階あるとして、ふたりの指導者を概念的に比較しましょう。
Aさん(①=10,②=1)とBさん(①=2,②=5)としましょう。
上記の式に当てはめると、このふたりの技術指導能力は同じ「10」です。しかし更に指
導者として成長していくときに取り組むべき事は異なります。
Aさんは①のスキルは最大化されているので、これ以上知識を磨いても大きな成長は望めません。必然的に②を選択します。一方でBさんはスコアの低い①を磨きたくなるところですが、高度な競技に関する技術知識を必要としない小学生の指導者であれば、更に②を磨くという選択肢もあります。
大切なことは「今の自分の状況を正しく理解すること」「自分がどういう指導者になりたいか、というビジョンを持つこと」だと思います。
そのふたつを明確にすれば明日から「自分が努力すべき事」が明確になると思います。
ちなみに私は特に競技経験の浅い小中学生に対して、自分の知識や経験を分かりやすく伝えるための②に課題を感じて克服すべく日夜努力している最中です。
すでにこの投稿が分かりにくいという感じもしますが。。。(^_^;)