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捕れる球をなげてこそ”キャッチボール”


昨年、小学校低学年の指導をしていた時のこと。

キャッチボールをしていた2人の選手がいました。ひとり(Aくんとしましょう)が投げたボールをもうひとりの子(Bくんとしましょう)が後逸。 Aくんが「おい、あれくらいちゃんと捕れよー!」というと、Bくんは「ごめん。ボールいくよ・・・」という会話。

そこで私はAくんとこんな会話をしました。

私「どんなに球が速くても、相手が捕れないと意味ないよ」

Aくん「だってBが下手なんだもん」

私「Bくんは今日、下手になったの?」

Aくん「違うよ。前から下手だよ」

私「確かに今は、Bくんは捕ることはそんなに上手じゃない。だけどそれはキャッチボールを始める前から分かってたよね?だったらBくんが捕れるくらいのボールを投げてあげないといけない。仲間がプレーしやすいようにできるのが、本当に上手な選手だよ。」

野球は相手が居て、仲間が居てこそできる競技です。 「相手に対する敬意」「仲間に対する配慮」は絶対に必要です。自我に任せてプレーする選手は、最終的にはいろんな意味で孤立します。いくら上手くても指導者がそういう子の肩を持つとチームが崩壊します。 「本当に上手い選手」は仲間の力を最大限に引き出します。私はそういう選手を育てたいです。


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