学童の試合を観ていて思ったこと。
我々が子どもの頃と比べて、今は監督・コーチなどベンチに入っている大人の数が多いです。そして試合を観ていると、不調の投手に対して「何とか立ち直らせたい」という思いだとは思いますが、いろんな声がかけられています。
せっかく「立ち直らせよう」と思って、声を枯らしていろんな声掛けをしている指導者の方には申し訳ないですが、それってほとんど意味がないです。
私自身、社会人野球まで含めて10年くらい投手をやっていましたが、試合中に何らかのアドバイスで技術的に修正できることって、1〜2個くらいの要素しかありません。にも関わらず、いろんな指導者がアレコレと思い思いのことを言ったところで投手は混乱するだけです。真面目な子ほどアドバイスを全部こなそうとするが故に、すべてが中途半端になり、余計に結果が悪くなります。 それと、いろんな人に「できてないこと」をいろいろ言われるのは、もはやアドバイスではなく「味方からの野次」と言っても過言ではありません。
投手に対して「鼓舞する」「戦術的観点で注意を促す」ことを除いては、
①技術的な指摘は1〜2個に留めること。
②投手に対する技術的アドバイスを送る人は1人に絞る。
が有効だと思います。 特に②は、ゲームの責任者である監督、若しくは普段から投手を診ているコーチに限定すべきだと思います。 子ども達に結果を出させたいのなら、あれこれ言ってすべて中途半端にするよりも、1つでもいいので確実に修正させて「試合中に修正できる」という成功事例を積ませた方が、子どもの将来に繋がります。
そもそも「いい投手」ほど干渉されることを嫌います。
投手ってそういう生き物なんです(^_^;)