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Baseball-Knowledge

アイシングの落とし穴


最近、アイシングに関する質問をよく頂きます。

そのため今日はアイシングについて書きたいと思います。

今は、投手を中心に投球後のアイシングを取り入れているチームも多いと思います。

アイシングには

「炎症を抑える」

「疲労回復」

のふたつの効果があると言われています。運動をした後の関節は熱を持ちますので、冷却することで炎症を抑え、アイシングによって一時的に血流を抑えることで、アイシング後の反動で血流を促し疲労を回復させます。

ここまで聞くといいことばかりなのですが、アイシングにはリスクもあります。

アイシングは一時的に神経が麻痺するくらい急速に冷却するため、関節に痛みがあっても治ったような錯覚を受けるときがあります。その錯覚が故障の発見を遅らせてしまうリスクとなります。

投球練習後はアイシングを行なう前に関節の痛みがないか、確認を行なうことが必要です。私が見た限りでは、だいたいどこの投手も80球くらい投げると肘が下がってきたり、何かしら投球フォームが崩れてくる傾向が強いです。

小学生が7回を完投するとだいたい80〜90球くらいになります。

アイシングの前に肩肘を触診して、痛みがないかどうか確認をしてからアイシングを行なうことをお勧めします。

※私は医師ではないので、上記は医学的根拠に基づいた見解ではなく、これまでの自分自身の選手生活と指導者経験に基づく見解です。 あくまでも参考意見としてお取り扱い頂き、子どもが不調を訴えた時は専門医の診察を受けることをお勧めします。


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