「下級生は雑用を・・・」というチームは多い。
一方で「雑用に上下関係はない」と言って全員に等しく雑用を課すチームも多くなっています。私は「雑用は1年生が率先してやるべき」と思います。
それは「上級生が楽するため」「上下関係をつけるため」など、そういう理由ではないです。「雑用」は1年生にとって「絶好のアピールの場」だからです。
私も高校1年生の時は、3年生にとてもたくさんの雑用を押し付けられました。でも率先して取り組むことで上級生から、
①雑用の仕事ぶりを誉められる
↓
②プレーを見てくれるようになりアドバイスがもらえる
↓
③居残り練習に誘ってくれたり付き合ってくれる
↓
④打撃投手に指名される
↓
⑤遠征に帯同させてもらえるようになる
といった感じで、どんどん機会をもらえるようになりました。
同じ中学出身の先輩がいなかった私にとって、それはとても大切な「機会」でした。
子ども達には「機会を広く捉え、何でもひたむきに取り組む姿勢」を身につけてもらいたいです。1年生の時はその習慣を身につけるよいチャンスです。
「機会」としての「演出」も指導者の腕の見せ所だと思います。