練習や試合で「声を出せ!」という指導者は多いです。
間違いではありません。声を出すことはいろんな意味があります。
1.味方選手への鼓舞
2.自分自身の集中力を高める
3.作戦や役割の確認・伝達・徹底
4.相手にプレッシャーをかける など
これら「意味」に応じた声の出し方があります。
鼓舞するつもりが味方選手へのプレッシャーになることもありますし、相手へのプレッシャーが行き過ぎると「汚い野次」になってしまうこともあります。
練習中にただ「声を出せ!」と言っても、子ども達は理解ができません。
意味のない言葉を発するだけです。
「今、どういう状況か?」「この後どういうことが起こると想定されるか?」など状況を説明することで、「何を言葉として発するべきか?」を子ども達に考えさせなければなりません。これらを繰り返すことで、「状況に応じた適切な声出し」が出来るようになります。
そして「声」はジェスチャーを添えるとより効果的な場面があります。どういうジェスチャーを添えると効果的か?それも状況を理解しなければできません。
「状況を読み取る」
「この先起こることを予測する」
という思考は野球ではとても重要な行為です。
練習を止めてみんなで考える、なんてことをしても良いと思います。