高校野球の監督が甲子園で「●●スマイル」と形容され、選手をリラックスさせる手法としてマスコミまでもが有益かのようにテレビに映して賞賛する。
敢えて苦言を呈しますが、大事なのは「表面的なスマイルという行為」ではなく、「スマイルの奥に何を秘めるか?」という内面的なモノの方が大事だと思います。
今時の子どもたちは、本当に大人のことをよく見ています。「意思を込めない形だけのスマイル」はこどもを混乱させたり試合への集中力を削ぐだけで、逆効果です。
スマイルにどんな意思を込めるべきか?
私は「選手に対する期待」だと思います。
何かに期待する人はしかめっ面はしません。
選手に「期待してるぞ!」ということを伝えるために
「お前なら打てる(^o^)」
「まだ逆転できる(^o^)」
と本気で信じて声をかけます。
バカみたいですが自分が本気で信じないと、上辺だけのスマイルであることを子どもたちに悟られます。 逆に「期待している」ということを伝えるためには「スマイル」ではない方が良い場面もあります。
子どもは
「何かを始める→期待される」
「何かをやり遂げる→誉められる」
これらの繰り返しによって、「結果への執着」や「努力の大切さ」を学んでいくと
私は信じています。
指導者は「野球の上手さ」よりも「選手と真剣に向かい合う」ことで、
子どもたちの心を掴めると思います。