昨日は私の旧友が監督を務めるチームと練習試合をさせてもらいました。
実力的には数段格上の相手。
午前中は球場を使用していた社会人野球チームの練習を見学した後、パート練習に加わらせて頂いて社会人野球のスピード、パワー、技術の高さを間近に体験しました。
ファールグラウンドで友人と会話しながら合同練習を見学。
友人は「社会人に混じって練習しているとうちの選手も上手くなったように見える。」と言いました。確かにレベルの高い集団に混じって練習することでそのレベルに追いつこうとする行動は本人を成長させます。
午後の試合はうちの守備が崩壊して大敗。
大差でリードされている中でも何とか食らいつこうと声を出して試合に向かっていた姿はチームとして少し成長したかな?とは感じました。エラーで交代させた選手もベンチで一生懸命声を出して出場している選手を応援。交代は「また次の機会に頑張れ」という意味に過ぎないので、次に向けた準備を明日からやるのか、それとも交代させられた瞬間からやるのかによって全然違うと思います。その点でもチームとしては成長を感じます。
試合後は相手チームのご好意で一緒にシートノックに参加させてもらいました。相手チームに混じってうちの選手が懸命にボールを追いかける姿を見て、
「相手チームに混じって練習しているとうちの選手も上手く見える」
奇しくも午前中に友人が口にしていた言葉と同じことを感じました。
持っている能力はもしかしてそんなに変わらないのかも知れない。しかしそこには大きな差があります。
「雰囲気に乗せられるか」それとも「雰囲気を造れるか」の差
自分たちだけで練習している時にこの雰囲気が造れるかどうかが、うちと強豪チームとの差なんだと思います。練習後のミーティングでその話を選手にしました。
「自分たちでこの雰囲気を造れるチームになろう。そうすればこの大敗も意味のあるものになる。野球はトーナメントでもリーグ戦でも引き分けがない限り全勝できるのは1チームだけ。つまり敗者が圧倒的多数の競技だ。でもたくさんの人が野球に取り組んでいる。それは『負けること』にも学ぶことや得るものがあるからだと思う。今日負けたことに意味を持たせよう。」
うちのチームにとってとても意味のある大敗。
旧友に深く感謝する1日でした。
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