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「運が悪い」という言葉は・・・

更新日:2020年5月13日

「自分は運が悪い」

「●●のせいで俺は…」

「××がなければ俺だって…」

「俺のせいじゃない」…etc


私は子どもの頃からこういう言葉が嫌いでした。

他人に自分の運命を振り回されているような感じがするからです。


今はウイルスという敵によって様々なものが影響を受けています。

選抜高校野球が史上初の「中止」、NPBの開幕延期など世界的な規模でその影響はスポーツ界全体だけでなく、様々な経済活動にも大きな影響を及ぼしています。


運が悪いのかも知れません。

自分ひとりの努力で乗り切ることは難しいですから。


でもそんな時にTwitterでこんな写真を見つけました。

これぞ教育だ!と思いました。


確かに選抜大会出場の夢を断たれた選手には何の責任もないと思います。

しかし、


「お前たちは何も悪くない」

「運が悪かったんだ」

「仕方ない」


と慰めるよりも、「もう一回獲りに行こう!」と選手に奮起を促す方がより生産的な考え方だと思います。この学校が夏の選手権代表の座を勝ち取った時、「稀有な困難に直面しながらも、夢を勝ち取った」という経験は選手にとって一生の財産となるでしょう。


私も59回大会に出場しましたが、選抜大会は出場校発表から開会までの期間が長く、その間にも様々な出来事が起こりますその度に本番に向けての想いが高まるのですが、今回出場予定だった選手はその想いが積み重なっていただけに本当に無念だと思います。


しかし、やはり選手には「前を向いて欲しい」です。

野球の試合で大きなチャンスを逃した時、「もう一回チャンスを作ろう。そして次はそのチャンスをものにしよう」という気持ちで臨むはずです。「このチャンス逃してなかったら勝てたな」と試合中には思わないでしょう。


まだ彼らの高校野球は終わっていないのです。

今、このタイミングで「運が悪い」と同情するのは、まだ高校野球が終わっていない彼らに対してとても失礼な感じもします。


今、私が働く職場も在宅勤務になっています。確かに不便なことはいっぱいあります。しかしメールやチャットで仲間とコミュニケーションする難しさも、見方を変えれば「自分が普段、如何に雑な文章を書いていたか?」を反省する良い機会でした。非対面でも伝わる文章を書けるようになった時、それは職場が正常に戻った時にももっと大きな効果が出ると思います。


私の身の回りでも仕事に対して責任感のある人は、様々な方法を駆使しながら結果を出そうとしています。その姿はこの状況を楽しんでいるようにすら見えます。


私も「不便だ」「在宅勤務だからできない」といった「言い訳気質」にならず、今の状況を「新たな知見を積むチャンス」「自分の仕事の仕方を見直す機会」と思って楽しみながら取り組みたいと思います。



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