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「できること」をやる、「考えて」やる

活動自粛から2週間が経過しようとしています。

私は職場の方も在宅勤務に切り換え得られていることもあり、家に籠ることが多くなって、仕事は捗るものの、身体を動かす機会が減っているのでどうも調子悪いです。


こんな時、選手はどうしているのでしょう?


うちの選手の中には数名、私に自主練習の動画を送ってきた選手がいます。

「今、こんなことを頑張ってます!」

「自己流になっている気がして。アドバイスください!」

「ノーステップ打法に取り組んでます。見てください!」


今の生活は「制約」の中での生活だと思います。

今の時代、「制約」が原因で行動することを躊躇ったり、「制約」を理由にして努力することを中断してしまう人もいます。この子たちはできることを見つけて、自分で工夫しながら取り組んでいます。


指導の世界には「教えすぎ」なんて言葉もあります。

野球は確率が重視される競技なので、プレーの確率を高めるためには動きの精度を高めるために、時にはとても細かい技術指導を行う場面もあります。しかし、1から10まで「教える」、できるまで「監視する」の流れは「教えすぎ」に到ることもあります。「教えすぎ」は選手から思考力を奪い、「指示待ち」になってしまうリスクもあると思います。


私も分かってはいるんですが、「教えすぎかな」と反省する時もあります。


考えてみれば、今の状況は「教えすぎ」にならない良い機会だと思います。

対面で選手と会うこともないので頻繁に声をかけることもできない。一方で選手は自分一人で練習しているので、やり方を考える機会ができる。そう考えると悪いことばかりでもないな、と思います。


選手は指導者のロボットではありません。

私が教えているのは「野球」ですが、選手に学んで欲しいのは「自立」です。技術を磨き、一人前の野球選手として成長していくプロセスの中で自立した一人の人間に成長していくプロセスを選手には体験して欲しいと思っています。やっぱり「教えすぎ」はいけないんだと思います。


選手に直接手を貸せない今の状態にもどかしさもありますが、私自身が「教えすぎ」に嵌らないようにするため、そして何よりも「選手が自立するため」に必要なんだと捉えて、時折届く選手からの自主練習の動画を楽しみに活動自粛が明けるのを待ちたいと思います。

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